この特性、なじめなさ、拭えない違和感。もしかしたらギフテッドなのかも…。そう思って、すぐに発達クリニックに予約の電話ができればいいのだけれど。現実はさにあらず(泣)。ままぱんだなんて、子ぱんだ1(ギフテッド)の言動にあれ?と思ってから最初の受診まで、1年半ほどかかっていますから。
なんですぐに診てもらわないの?早いほうがいいでしょう?早期発見早期治療って言うし。そんな声が聞こえてきます。でもね、早いほうがいいとわかってはいても、なかなか最初の一歩を踏み出せない事情があるのです。今回は【ギフテッド、はじめての受診に立ちはだかる壁】と題して、ギフテッド疑いの人が受診に至るまでの壁を3つに分けて解説します。

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1.自分の中での葛藤 ~本当にギフテッド?違ってたら恥ずかしすぎる!~
そう、これ。子どもが、自分が、ギフテッドの特徴にほとんど当てはまっている。なんなら全部。でもでもっ!こんなに当てはまっていても、「さあ、クリニックへ行こう」とはならないのです。自分の中ではもう直感で「ギフテッドだわ…」と確信めいたものがあるのに、受診への一歩が踏み出せない。いったい、なぜ?なにが受診を阻んでいるのでしょうか?
それは、万が一にも違っていた場合のことを考えてしまうからに他なりません。違ってたっていいじゃん別に。到底そうは思えないのです。恥ずかしすぎて、穴があったら入りたいどころか、もうその穴から一生出られません。それくらいのレベルです。このあたり、失敗する可能性が少しでも見えたら最初からやらない、とか、確信が持てても「絶対」はないからすぐに行動に移せない、とか、もうこの時点でギフテッドの完璧主義に当てはまっているのですけどね。このように、自分の中で「よし!診てもらおう」となるまでに時間がかかるのです。
2.どうする?パートナーの理解 ~妻に、夫に話しても要領を得ない~
さて、自分の中で「この子ギフテッドだと思うから、クリニックで診てもらおう」と決心できたとします。あ、その前に妻や夫、祖父母にも相談しよう。その結果…。おそらく要領の得ない答えが返ってくることでしょう。「ギフテッド?なにそれ?」とかね。まず、相談する相手にギフテッドについての知識がなければ相談すらできません。なので、ギフテッドとは?の説明からする必要があります。ギフテッドってこういう特性があって、こういう場面で違和感を覚えて、生きづらさを抱えている、とか。で、これで理解してもらえるかというと…。
夫からは、これまた「ふーん…」というなんとも言えない返事が返ってきましたね(ままぱんだ家の場合)。え!?ちょっと!!自分の子どものことなんだから、もっと真剣に考えてよ!そう思いました。でも、いま考えてみるとわかるんですよ。自分が体験したことのないことって、いくら説明されたところで「うんうん、そうだよね!」とはならない。つまり、共感はできないのです。それなりに社会に順応して生きてきた夫には、子ぱんだ1(ギフテッド)が抱える生きづらさはピンと来なかったのでしょう。無理もありません。
ではもし、受診に反対されたら?「この子は普通だよ。どこも悪くない」って言われたら。それでも、なんとかして受診につなげてあげてほしいです。考えられる強力な理由としては、「学校で受診をすすめられた」や「かかりつけ医に、発達クリニックを受診するよう言われた」ですかね。医師や学校の力を借りましょう。ままぱんだは、「自分の子どもでしょう」と夫に言って、有無を言わさないかたちで一緒に子ぱんだ1(ギフテッド)を発達クリニックへ連れて行きました。2回目以降も、行けるときは一緒に連れていき、都合がつかないときはどちらかが付き添いましたね。実際、お世話になったクリニックは、父親が連れてきている子もまあまあいた感じです。
3.周囲の視線が気になってしかたない ~スクールカウンセラー、学校、職場~
これは自分からギフテッドと言わない限り、わからないと思います(発達障害を併発している2Eは除く)。だから周囲の視線なんて気にしなくてよいのです。ただ、ギフテッドだとはわかならくても、次のような印象を持たれる可能性は大いにあります。浮いてる、空気読めない、生意気、ポテンシャルは高そうなのに簡単なことができない、など。まさに、ままぱんだ(笑)。子ぱんだ1(ギフテッド)が「もう生きていたくない」と泣き叫んで、スクールカウンセラーから学校に伝わって大騒ぎになったとき。紹介された発達クリニックではなく、自分で調べたクリニックへ連れて行きましたから。ふつうは紹介されたところに行く?スクールカウンセラーって守秘義務があると思っていたのですが、守秘義務どころか報告義務でもあるかのように学校側へ伝えられ、不信感が募っていたのです。まあ生死にかかわるような事案は報告義務があるのかもしれないですし、それ以前にスクールカウンセラーなのだから学校と連携して当然なのかもしれないですが。そのあたりが読めていなかったままぱんだが悪いとも言えます。
ギフテッドだとわかったあとも、そのことは学校には伝えていません。伝えたところでどうなるものでもない、とままぱんだは考えたからです。「ギフテッドですか。では、どう配慮すればいいですか?」と聞かれても答えられないですもん。強いて言うなら、目をつけないでもらいたい、ですかね。クラスメートとではなく、先生と揉めてましたから。
もちろん、職場にも言いません。ぱんだ自身ギフテッドであることがわかったときも、検査を受けたことはおろか、クリニックを受診したことさえ言いませんでした。言葉を尽くして説明し、理解してもらうことよりも、その日一日を無事に過ごすことを優先していたからです。「ちゃんと話したらわかってもらえるよ」という考え方もあるかと思うのですが、ままぱんだは「それは相手による」と思っています。ギフテッドの場合、認知されるようになってきたとはいえ、誤解されがちな面も持っているので、打ち明けたり相談したりするときは細心の注意を払ったほうがよいでしょう。
はじめての受診の壁、どれが高いかは人による
ままぱんだは圧倒的に「自分の中での葛藤」でした。これに1年半を費やしたたといっても過言ではありません。たらればの話にはなるけれど、もしあのとき、子ぱんだ1(ギフテッド)の言動に違和感を覚えたとき、すぐに発達クリニックへ連れて行っていたら…。小学3年で「もう生きていたくない」と泣き叫ぶことはなかったかもしれません。躊躇していたことが悔やまれます。
ままぱんだは、「パートナーの理解」や「周囲の目」はほとんど気にならなかったです。夫に反対されたらキレ散らかしてたでしょうし(パンダがキレたらどうなるの?笑)、そもそも空気が読めないので周囲の目なんて気にすることすらできません。でも、人それぞれなので、これらが一番ネックなんだよな~というケースもあるでしょう。どの壁も、乗り越えるのは簡単ではありません。けれど、自分の心を守れるのは自分しかいないですし、まして子どもであれば守ってあげられるのは親しかいません。なので、どうか、時間はかかってもいいので受診までたどり着いてほしい。そう思っています。
以上、今日もゆる~りと、そしてちょっとだけ楽しそうに生きてるままぱんだのひとり言でした。今日も竹がおいしいな~♪🐼
