「友達がいない」―― そう聞いて、どんなことをイメージしますか?
孤独、孤立してる、さびしそう、暗い、みじめ、かわいそう、仲間外れにされてる、いじめに遭ってる、変な人…。いずれもマイナスイメージですよね。逆に、自由を謳歌してる!だれにも振り回されず、わが道を生きてる!とは、なかなかイメージできないのではないでしょうか。それは日本にありがちな同調圧力のせいだとままぱんだ🐼は考えています。「みんなと同じ」が安心。少しでも違っていたら不安で夜も眠れない💦それは着る服や持ち物など外見のみならず、個人の考え方にまで及びます。ほんとは白黒ワンピに緑のカーディガン、竹のイヤリングでパンダになりたくても、ランチは絶対一人がよくても、突飛なアイデアに浸りたくても!!集団で目立たないよう、なじめるよう、まるで息を潜めるようにして「みんなと同じ」であることをアピールするしかないのです。だって、そうしないとあっというまに仲間外れにされちゃうから(泣)。
そこで今回は【友達がいないとダメなのか?】をテーマに、ままぱんだなりに考察していきます。「友達がいない」現在のままぱんだが、過去の自分を振り返る物語。友達がいないって恥ずかしい、一人でお昼なんて恥、なじめないなんて人間失格。そう思い、みんなと同じでいることに必死だった過去のままぱんだ。ぱんだとして生きるいま、生きづらさに苦しむ過去の自分にかけてあげたい言葉とは?

無理して合わせて得られるもの、それは虚無感
自分の気持ちよりまわりの都合を優先して、無理に無理を重ねて合わせてきた。そうまでしたのだから、安心感や満足感、達成感が得られると思ったら…。これが全然、得られないどころか、なんとも言えない虚無感にさいなまれていましたね。もう、むなしさしか残らなかったです。みんなと合わせることに心血を注いできたのに。ひとつくらい、ポジティブな気持ちが得られてもいいと思うのに。なのに!!得られたのはつかの間の、薄っぺらい安心感だけ。そんな安心感のためだけに、自分の気持ちを無視し、自分をだましていたのです。それはどうして?と聞かれたらやはり、「仲間外れにされたくなかった」「友達がいない子って思われたくなかった」と答えるでしょうね。なぜそう思うのか?自分に自信がなかったからだと思います。過去の自分の中でも、特に学校時代はその傾向が強かったですね。
友達はいてもいいし、いなくてもいい
これ、ままぱんだは断言できます。友達は必要か?と聞かれてYES or NOで答えるのではなく、「いてもいいし、いなくてもいい」。だから、友達がいないことを引け目に思う必要なんてありません。むしろ、「友達と合わせる必要がない分、自由に生きられる!」。そう考えればよいのです。だいたい、友達というものは人生を生きていく中で、その時々で変わっていくものでもあります。幼稚園・保育園のときの友達がミドル世代になったときも変わらず友達なんて、レアケースではないでしょうか?進学や就職、結婚や引っ越し。人生の中で、新しい出会いもあれば別れもあります。また、おたがいの環境が変われば、それまでの関係を維持することが難しくなることも。疎遠になったとしても、それはだれが責められるべきでもない自然な流れなのです。そう考えると、少しはラクに生きられるかな♪とままぱんだは思います。
自分が自分でいられる環境、それが大事
そう!これこそ、生きづらさに苦しむ過去の自分にかけてあげたい言葉。「自分が自分でいられる環境にいることが、自分を大切にすることにつながる」ってね。もちろん、「みんなと同じが安心。集団でいるのも無理してないし心地いい」。そういう人はそれでいいと思います。日本の社会には適応しやすいですしね。でも、少しでも違和感を覚えたとしたら…。ちょっと距離を置いてみることをおすすめします。
ここでひとつ、ぱんだになってからのままぱんだが距離を置いた例をご紹介。
とあるサークル活動で、製作を頼まれました。模造紙に歌詞を書くだけなので、やる人がいないなら…と手を挙げたのです。歌詞の確認、模造紙をもらいに行く、出来上がったものを届ける。これで終わるはずでした。ところが、確認をする順番や書いた歌詞のルビふりに至るまで、感謝されるより先にあれこれ言われたのです。サークルの先生(と呼ばれている人)に。もうモヤモヤが止まりませんでした。「ボランティアで引き受けたのに、ありがとうより先に文句の嵐!?」って。先生以外の人が慰めてくれましたが、これを機に退会しました。自分が感じた気持ちを大事にした結果です。ぐっと堪えてこの環境に居続けたとしても、今回のようなことはまた起こるだろうと思ったのです。ちなみに、このサークルには10年ほど入っていました(驚!)。だから、長いこと所属しているからやめられないとか、そんなことないです。
ままぱんだは、ぱんだとして生きるようになってから、集団でランチ(年に数回レベル)へ行っても自分が食べたいものを注文するようになりました。お肉食べられない、お刺身も、貝類も。つぶあん、ホイップクリームも苦手。これではメインのお料理もスイーツも、食べられるもののほうが少ないんですけどね(笑)。
友達と呼べる人がいない、そう悩んでいる人がいたら伝えたいです。
「友達いなくても大丈夫!(ついでに、食べ物の好き嫌いが多くても大丈夫!)友達いないままぱんだも、なんとか生きてる。それもちょっとだけ楽しそうに♪」ってね。
