第49回 ギフテッド、いつ気づく?どう気づく?その後はどうする? ~あれ?と思ってからのフローチャート~

インフルエンザに胃カメラ検査に発表会のリハーサルにと、なんやかんやあって、パンダ的な生活から遠のいていたままぱんだ。やっと、いつもどおり森の広場でゴロゴロできる♪そんなままぱんだが今回お届けするのはこちら。「ギフテッドかも!?でも、その後どうしたらいい?」。すくすく成長し、自立準備段階まで来た子ぱんだ1(ギフテッド)。紆余曲折を経て(というより、道なき道を進んで)彼を育てた経験をもとに、ままぱんだが熱く語ります!本当はフローチャートを作りたいのですが、できないので文章でいきます。てへ…。

いつ気づく?小学校入学後の場合

このパターンが一番気づきやすいのでは?とままぱんだは思います。なぜか?それは幼稚園・保育園とは異なり、成績が明確につけられ始めるから。加えて、「みんなと同じように行動する」ことがこれまで以上に求められるようになるからです。たとえば、園時代はテーマはあれど好きなように描いていた絵も、小学校では「図工」という科目になり、基準にしたがって成績がつけられます。授業にしても、立ち歩いていたら、どんなにテストの点数が良くても「授業態度がよろしくない」という評価をされます。

登下校に関しても、園時代とは変わってきます。小学生になったら、基本ひとりで通わなくてはなりません(登校班がある場合もありますが)。取り巻く環境が大きく変わるなか、戸惑いながらも友達や先生の様子を見て上手くやっていける子(定型発達)はいいのです。ところがギフテッドの場合、ここでつまずきます。はい、1年生で。ちなみに、過去の経験から3年生も鬼門だと思います。

どんなことから気づく?小学校入学後の場合

マイペースで時間内に終わらない、興味がないことは仰天レベルで雑、突拍子もないことを口にする、興味を持てば調べ尽くす(程度を知らない)、同級生と興味関心の方向性がズレまくり、先生に目をつけられる、などなど。

勉強に関しては、興味が向けばとてもよくできると思います。が、答えが決まっていないか、そもそも答えなんてない問題に関心がある場合は、成績が散々なこともあります。世の中(国内外問わず)の問題は、たいてい「正解」がありません。立場によって見方は変わりますからね。なので、社会情勢や国際問題に興味が向くと、必然的に「答えが用意されていて、なおかつ答えは一つ」のテスト問題なんかはつまらなくなります。

上の例は子ぱんだ1の、おもに小学校低学年の頃の様子です。1年生になって初めての参観日のこと。「『う』からはじまる言葉を考えましょう」というお題のもと、「うさぎ」、「うま〇棒」など可愛らしい(子どもらしい)言葉が挙がるなか、ひとり「うつわ」と渋い答えを言い、周囲のどよめきを誘った子ぱんだ1。忘れられません…。6歳で「うつわ」なんて、人生何週目ですか(笑)!

決定的だったのは、「自分がどこにいるか、わからなくなるときがある」という冗談とも本気とも取れない言葉。1年生の七夕のことです。この言葉が、ギフテッドについて調べまくるきっかけとなったと言っても過言ではありません。

いつ気づく?未就学の場合

では、幼稚園・保育園のときは?この年齢で気づくことはないのか?当時のままぱんだは気づきませんでした。まあ母も母でしたからね(笑)。あとから考えてみれば、たしかに子ぱんだ2(定型発達)とはちがう、さまざまな出来事がありましたが。

空気を読まない(みんなが着替えているから自分も着替えよう、とはならない)、先生の言うことを素直に聞かない(けれど、できるので生意気だと思われる)、超マイペース(野菜の絵を描くのに3日間白紙、4日目から猛スピードで完成)、感覚過敏あり(髪を切ったときの細かい毛を気にして、「針が刺さるー!!」と痛がり癇癪をおこす)

すべて子ぱんだ1の例です。定型発達の子ぱんだ2には見られませんでした。

どんなことから気づく?未就学の場合

この時期にあれっ?となるのは、園の先生からの指摘によるものが多いのではないかとままぱんだは思います。こんなことあんなことで困っています、というような。場合によっては、発達クリニックの受診をすすめられることもあるかもしれません。

就学前なのに読み書きできる、計算できる、運動もよくできるというケース。まわりよりも「できる」ことに関しては、先生は困っていないので指摘されることは少ないかなと思います。先生もびっくりするくらいであれば、保護者に伝えるかもしれませんが。

ちなみに、読み書きなどの勉強とは別の次元ですが。ままぱんだが幼稚園年長の頃のエピソードをご紹介します。
ある日、おままごとで遊んでいたままぱんだに、ある子が話しかけます。「一緒に遊ぼう!」と。しかし、その子のことが苦手だったままぱんだは、「あとでね~♪」とさらっとかわしてそのまま遊んでいたのです。あれっ?あとでねって言わなかった、ままぱんだちゃん??見ていた担任の先生はそう思ったでしょうね。結局、帰る時間となり、その「あとでね~♪」は永遠にやって来ませんでした。「まだ子どもですよ、いやだ!と言わずに断るなんて。あとでね、と言われれば、その子もあとで遊ぼうとその場では思います。でも子どもですから、帰りの時間になれば忘れます。一緒に遊びたくないとき、ああいう断り方をするんだなって驚きました」。そう先生から聞かされたそうです、ままぱんだの母は。自分ではまったく覚えていないんですけどね。あ、その子が苦手だったことは覚えています。

その後どうする?① 困りごとが発生している場合

ここからは、小学校入学後、未就学かかわらずになります。基本的に、困りごとがすでにある場合は受診したほうがよいです。どの診療科?ってなるのですが、ままぱんだがおすすめしたいのは、発達障害を専門に診てくれる児童精神科。小児科ではダメなの?という声もあるかと思います。実際、子ぱんだ1も小児科で1年半ほど診てもらっていました。

でもね、進まなかったのですよ。月イチで通って、毎回時間をかけて親身になって話を聞いてくれました。その繰り返し。話を聞いてくれるのはありがたいのですが、進捗がないのは困りました。こちらが知りたいのは子どもの状態。知能検査でも何でもして、この子がどういう状態なのか、こういう状態(数値などの結果)だから困っている、それをフォローしていくには何が必要か。…と、育てる親としてはこういうことを知りたかったのです。一度、「知能検査を受けたほうがいいですか?」と聞いたのですが、「うーん…」と言われてしまいました。

もちろん、小児科の先生も発達障害(やギフテッド)について勉強されていることと思います。しかし、小児科がカバーする範囲は広く、発達障害だけに限って深く調べるには時間がまったく足りないのでは?とも思うのです。その点、発達クリニックであればそれを専門にしているだけあって、症例数も多く、診断が下るのも早いことでしょう。小児科にも発達クリニックにも通ったままぱんだがいまとなって感じること。それは、最初から発達クリニック(それもギフテッドに詳しい先生がいるところ)で診てもらえばよかったなということです。

その後どうする?② 困ってない、けれど気になる場合

この場合は急がなくてもいいと思います。園や学校からなにも言われてなければ、少なくとも先生は困っていないということですから。ただし、「先生が困っていない=本人が困っていない」ではないことに注意が必要です。まわりが困っていなかったとしても、本人が違和感を覚え、なじめなさに苦しんでいることもあるからです。特に女の子は擬態(無理してまわりに合わせること)できてしまう分、親であっても気づきにくいかなと思います。よーく観察してみて、無理してる?と胸騒ぎがしたら、その時点で発達クリニックへ連れていくなり、知能検査を受けさせるなりしてほしい。そう切に願ってしまうままぱんだです(子ども時代、いったいなにがあった!?)。

子どもをどうサポートしていく?

あれっ?と思って発達クリニックで診てもらった、知能検査の結果からギフテッドの特性があることがわかった、その後どうなる?どうにもなりません。でも、検査をして子どもの状態がわかるのは大きいと思っています。おおよそ年齢に見合わない言葉を使うのも、理由がわかりました。

そんな子どもをどうサポートしていくか?ギフテッドといえども得意不得意は人それぞれなので、一概にこれをやったらいいですよとは言えません。ですが、ままぱんだが自身の経験から「これはよかった!」と思うのは…。

子どもがいまどんなことに興味を持っているのか(なにをしているときならおとなしいのか、笑)、ということに貪欲なまでに興味を持って子どもを観察することです。そして、できれば一緒になって調べてみる。ハマってみる。調べても疑問が解決しなければ、その道の専門家につなぐ。

もちろん、ここまで一生懸命サポートしたとしても、その興味がずっと続くとは限りません。ある日突然、全然違うことに没頭しだす。な~んてこともあります。でも、「自分が興味を持ったことに親が全力でサポートしてくれた」というその事実は、子どもにとってかけがえのない思い出となるのでしょうね。不登校を経たいまでも、微生物の話をしていますから(^^♪

逆に、これをすると高確率で苦しんでしまうというのが以下の2つです。
・苦手なことを克服させようとする
・「ふつう」の枠に何とか当てはめようとする
ままぱんだも、かつて子ぱんだ1に強要して見事に失敗しました💦ギフテッドなのはわかった、でも最低限のことはできないと、って。最低限のレベルが高すぎました…。


それ自体が大変なのに、さながらジェットコースターのような毎日に疲弊するギフテッドの子育て。本物の母パンダ(パンダは母のみで子育て)も、子パンダを自立させるまでに数え切れないくらいキレてるんだろうな~と思いをはせながら…。明日もきっと∞度寝しているままぱんだです♪

ままぱんだ

1981年愛知生まれ。ギフテッドが幸せでいられる方法を模索したいという思いから、このブログを立ち上げました。ギフテッド児を育てる親御さんや、ご自身がギフテッドという方が気軽に相談できるブログを目指しています!
パンダになりたいくらい、パンダが好き。趣味はオーボエ。

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