今日も14時間寝て大満足のままぱんだ🐼♪もうすぐ春、筍の季節✨筍のフルコース料理を思い浮かべながら、そしてデザートの抹茶白玉パフェ(てっぺんに「たけのこの里」が乗ってる!)を妄想しながら、これを書いています。


さて、今回ご紹介するのは【ギフテッドの特徴】について。ですが、巷でよく言われている教科書的なものではありません。ままぱんだが15年間、ギフテッド息子と非ギフテッドの娘を育ててきて感じた特徴と、それに加えてままぱんだ自身がこれまで生きてきた中で抱いた違和感を紹介するものです。「ギフテッドってなに?」「ギフテッドって、どんな特徴があって、どんな場面でどんなことに困ってるの?」「ギフテッド同士だったら気が合うの?」などなど。ギフテッドに関する疑問を【ギフテッドの特徴】の観点から深掘り!ギフテッド児を育てて分かったこと、ギフテッド当事者が感じていることを実体験に基づいて思うままに8つ(←パンダにちなんで)書いていきます。ぜひ最後まで読んでくださいね~🐼🎋
Contents
赤ちゃんの頃から空気を読んでいた📚
そんな赤ちゃんいるのか!?と思われるかもしれませんが。これはギフテッド息子の話。まだ1歳にもならない彼をベビーカーに乗せて図書館へ行ったときのこと。泣きだしたらすぐ外に出よう、と本を手に取り読んでいたままぱんだ。いつまでも静かなので、寝ているのかな?と見てみるもちゃんと起きてる!移動するときのベビーカーの車輪の音のほうがよっぽど気になるくらいでした。出先で泣くこともあまりなく、家での夜泣きもなかった記憶(ままぱんだが起きなかっただけ、という可能性はありますが)。ちなみに、中学生に育った今ではまったく空気読んでいません(笑)!「いつからか、空気読まなくなったよね~」とギフテッド息子に言ったら、「読んでたら学校行ってるわ」ですって。たしかに!
とにかくマイペース🐌
これはギフテッド息子、ままぱんだに共通しています。幼稚園の頃、野菜の写生で2日間なにも描かず、3日目に目覚めたように描き始めたギフテッド息子。小学校では、「昔の遊び」の授業で最後までひとり竹トンボを上手く飛ばせず…。その状況に特に焦りもしない彼にやきもきするままぱんだ。正直、まわりと比べて遅かったりできなかったりすることが多かったです。低学年で補習にも呼ばれましたしね(笑)。
ままぱんだの子ども時代はというと、ギフテッド息子に輪をかけてマイペースでしたね。まず、給食が時間内に食べられず机ごと廊下に出される(驚!)、算数のテスト2枚がこれまた時間内にできず片方0点!ただね、マイペースでも国語の漢字のテストなんかは早かったですよ。1番に終わって先生の採点のお手伝いをしていました。
「マイペース=自分のペース」なので、ギフテッド息子もままぱんだもまわりに合わせることは苦手でした。今もね。このあたり、協調性がないって言われちゃうんだろうなーと自分でも分かってます。
多くの人が興味を持つものに対して、興味を持てない
どういうことかと言いますと…。野球とかサッカーって、ニュースで報道されるのを見ても分かるとおり、多くの人が興味を持っていますよね。芸能人の話題についても同じことが言えます。そういうことに興味が持てないのです。野球のルールがよく分からない(通っていた学校が2年連続で甲子園出場を果たしたのに!)、野球に限らずスポーツのルールが分かってない。芸能人についても非常に疎い。高校生の頃、「知ってる芸能人言って」と友達に言われ、一人しか言えなかったままぱんだ。中学生の娘(非ギフテッド)のほうがはるかに詳しいです(とほほ…)。ちなみにままぱんだが大好きだったのがサスペンス。今でいうと「科捜研の女」とか「相棒」かな。結局事件の引き金となるのは愛憎とお金と権力なんだな、と悟った小学生の頃のままぱんだ。子どもらしくない子どもでした。
ギフテッド息子は鉄道オタクなので、今はもう鉄道一色ですね。生活リズムの中心が「鉄道」なのです。彼が小2の頃、国際情勢や政治のあれこれついてやたら興味を持っていたのは覚えています。年相応ではない興味の方向性に、「この子はやっぱりギフテッドだわ」と確信した出来事でした。
常識を疑ってしまう、「普通は~」に戸惑いまくり💦
これ、ギフテッドあるあるではないでしょうか。「常識」とされているものを疑わずに済めば、生きづらさを特に感じることなく過ごしていけると思うのです。ところが、ままぱんだは常識を疑ってしまうのです。たとえば…。お盆とお正月には実家に帰省する、とか。学校では先生の言うことを聞く、とかね。「なんで?」と思っちゃうのです。結婚してたら帰る場所は自分の家。帰省じゃなくて「行く」じゃないの?中間地点で落ち合えば良くない?そもそも休みの日くらい自分の家で心ゆくまで寝ていたい!!パンダなのでね(笑)🐼学校では先生の言うことを聞く、というのも同様。先生だって人間、好き嫌いはあるだろうし時には間違えることもあるだろうし。
あと、「普通はこうするよね」と言われるのが大の苦手💦「普通」なんて時代と地域によって180度変わるじゃん!って思ってしまうのです。「みんな行くから行こうよ」と誘われても行く気になれなかったままぱんだ。そう、パンダは独り立ちしたら単独行動なのです🐼🐾
ギフテッド息子も「普通」からははみ出した状態で生きています。「普通」が息苦しいからこそ、不登校を選択したのでしょう。
感情が激しい(内に秘めているものも激しい)
ギフテッド息子が幼稚園~小学校低学年まで、髪のカットでは特に振り回された思い出が…。美容室ではいつも大騒ぎでした。切った髪が首や肩に少しでも付くと、感覚過敏もあり何事かと思うほどの騒ぎよう。小学校でも「○○君、感情が激しいですよね」と担任の先生から言われました。思い返せば、幼稚園に入る前でも、やりたいこと、やりたくないことがすごくはっきりしている子どもでしたね。「友達がやってるから自分もやる」ということはなかったように思います。
ままぱんだは子ども時代、「借りてきた猫が病気したくらいおとなしい」と言われていましたが、心の中ではとても言葉にできないくらい毒づいていましたね(笑)。小学校時代、担任の先生と口を利かず、親が呼び出されたことも!
学校が好きじゃない、先生に嫌われがち
そうなんです。ギフテッド息子もままぱんだも「学校」と「先生」は苦手でした。もちろん、出会った中でいい先生もいましたよ。でも、学校はまわりに合わせなければいけないし、先生の言うことは聞かなきゃいけないし。みんなに合わせるのが苦痛、先生からは生意気だと目を付けられ事あるごとに叱られる、これでは学校が楽しいはずがありません。加えて給食も食べられないものが多くて、それでも完食を強要されたら…。もはや行きたくなくなります(泣)。
好きなことに没頭、気づくと極めてる✨
そう、これこそがギフテッドの特徴だとままぱんだは感じています。とにかく好奇心が強いギフテッド。まわりの声(意見)なんて何のその。やりたい!と思ったら寝食を忘れるほどの集中力で突き進みます。学校の宿題そっちのけで微生物燃料電池の研究に没頭していた、小学校時代のギフテッド息子(毎年学会発表してました)。中学生の現在は、乗り鉄&撮り鉄三昧の日々。
「極める」というと何だかすごそうに聞こえますが、なにも世の中で1番にならなくてもいいんです。この分野については周囲よりも詳しい!というだけで十分すごいですから。それに、没頭できるほど好きなことがあるって幸せなことだと思うんですよね。大人になるにつれて、この感覚が錆びついてしまうので。やらなきゃいけないことに追われて。
ちなみに、中学校時代「漢字の帝王」と呼ばれていたままぱんだが大人になって没頭したものの一つがこちら→→→ 「魚へんが付く漢字とその意味を調べましょう」という小2ギフテッド息子の宿題を本気でやりました(笑)。結果、120個以上見つけることに成功!漢和辞典を片手に3日間、寝食を忘れて(お風呂と歯磨きはしました)子どものノートに書き出したのです。家事はどうしていたかって!?した記憶がありません😨でも、とにかく楽しかったですよ♪ギフテッド息子は嬉々として提出、コピーがしばらく教室に飾られたようです。が、そんなことより魚へんの漢字に没頭できた時間こそが、ままぱんだにとってはかけがえのない幸せ時間。今も思い出すだけで幸せな気持ちになります♪
ギフテッド同士は話が合う、気も合う♪
これは中学校時代のままぱんだの実体験。学校が好きじゃなかったままぱんだですが数人、仲の良い友達がいました。なかでも一番気が合ったのが学年トップの子。今思えば、この子もギフテッドだったのでしょう(彼女は英才型)。一方のままぱんだ、トップなのは国語だけ。あとは平均点取るのがやっとな成績。それでも彼女とは気が合って、漫画を貸してもらって読んだり、たわいもないおしゃべりしたり。彼女はぶっちぎりで勉強ができたから一目置かれていたけれど、何となく浮いていた感じもありました(ままぱんだも浮いていたと思います)。「類は友を呼ぶ」じゃないですが、ギフテッド同士はやはり話も合うし気も合うな~、と感じた思い出です。あ、これは決してギフテッド同士でなければ友達になれない、ということではありませんよ。
いかがでしたか?思うままにつらつらと書きましたが…。気づけば5時間。ブログで思いの丈を書き綴っている時間は本当にあっという間です。没頭できる時間を満喫したので、幸せ気分のままぱんだは再び竹林へ帰って寝ます🐼💤おやすみなさい。
次回(第28回)は【ギフテッド、自分を大事にするって難しい】をお送りします。「自分を大事にする」って大事、でも社会で生きていくためには周りに合わせることも必要なわけで。そのあたりのバランスをどう取っていくか、ままぱんだ家の実例をもとに考えてみます。お楽しみに♪