ギフテッドは不登校になりやすい、なんて耳にしたことはあったけれど…。中2になり、ギフテッド息子はついに不登校に!でも、ある日突然行かなくなったわけではありません。遅刻が増え、五月雨登校になり、欠席の方が多くなり、という感じです。親は…それはもう焦ります。1日学校を休んだだけで勉強が遅れるのではないかと不安になるのに、それがもうすでに半年。中学はこのまま不登校でも卒業できるけれど高校は?大学は?そもそもそれ以前に勉強は??考えれば考えるほど不安に押しつぶされそうになります(泣)。
さてさて、こんな状態のギフテッド息子が今、どのような日々を過ごしているかというと…。よほどの荒天でもない限り、毎日出かけています。いったいどこへ行って何をしているのか?色んな駅で撮り鉄をしています。おかげで電車やカメラについてはめちゃくちゃ詳しくなりました。「その情熱を学校生活には向けないの?」と聞きたくなるくらい。行かなくなってから、親子で何度も話し合いました。そのたびにぶつかり合い、息子は涙ながらに自分の気持ちを叫んでいましたね。行こうとしても途中で行き倒れてしまうくらいなので、もう気持ちだけでなく体も拒否しているのでしょう。
子どもが不登校になったとき、避けては通れないのが担任の先生(学校)とのやり取りではないでしょうか。そしてこれも頭が痛い問題です。学校に足が向かない理由を何とするか?それを先生にどうやって説明するか?うちの場合、本人いわく「話が合う人がいない」とのことだったので、先生にはありのままをお伝えしました。そして、児童精神科の診察で言われたことや経過なども報告しています。クリニックには月に1回のペースで通院、片道1時間半。ギフテッドに詳しい先生がいるところを探してたどり着いたクリニックです。相性が良ければ、子どもは主治医のアドバイスをわりと素直に受け入れます。その勢いで親のアドバイスも聞きなさい、と思ってしまうほど(笑)。と、こんな感じですが、どこまで担任の先生や学校に伝えるかについては人それぞれかなと思います。先生と親との相性もありますしね。ちなみに、息子がギフテッドであるということはお伝えしていません。「知能検査で各指標間のバラツキが大きく、生きづらさを抱えています」と説明しています。
子どもが不登校になる。親にとっては一大事です。それは不登校が増えているとはいえ、まだまだ学校に毎日通うことが「ふつう」とされているから。だから、その「ふつう」からはみ出してしまうととても苦しいのです。行かなきゃ!と学校へ向かうけれど、途中で体調が悪くなり家に帰る息子。いたたまれなくなり、「もう行くのやめなさい。無理しなくていいから」と声をかける自分がいました。とにかく健康でいてほしい。それだけです。
ちょっと長くなってしまったので、今回はここまで。次回(第3回)は【学校で理解してもらえる?先生ともめるギフテッド】と題して書いていきます。お楽しみに!
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