ギフテッドってどうやってわかるものなの!?気づいたきっかけは?知能検査を受ければIQはわかるけれど、それ以外に気づく方法はないの??今回は、ままぱんだ(母)が息子の特性に気づいた経緯を書いていきます。
えっ、いま何て言った!? ~小1、夏のできごと~
「自分がどこにいるか、わからなくなるときがあるんだよね」
ギフテッド息子が小学1年生の頃。学校へ迎えに行った帰り道に言われた、衝撃のひと言。そしてこれが、ままぱんだがギフテッドについて調べまくるきっかけとなったのです。
息子 : 自分がどこにいるか、わからなくなるときがあるんだよね。
ぱんだ: え!?わからなくなるって…。どういうこと??今いる場所はわかるよね?
息子 : うん。学校にいるときに、ふとわからなくなるときがある。
ぱんだ: 具体的に言って。いつ、わからなくなったの?
息子 : 算数の授業が終わったとき。ここがどこだか、わからなくなった。でも、次の国語は大丈夫だった。で、お昼休みは〇〇で5時間目は△△で、今に至ってる。
ぱんだ: わかった。家に帰ったら詳しく教えて!
ちょうど七夕の日だったので、どんな願いごとを短冊に書いたのか聞こうと思っていました♪ が!!もうそれどころではなく、家に帰ってすぐに「自分がどこにいるか、わからなくなるとき」について事情聴取し、A4用紙1枚にまとめて翌日かかりつけ医へ。正直、6歳の子どもの言うことなので冗談だと聞き流すこともできたと思います。でも、それがあまりにも具体的だったため、ままぱんだは「冗談」とは思えず、むしろ何か深刻な状態ではないのか!?と不安に駆られたのです。もう親の直感。かかりつけ医では「頭のほうかもしれないね」とのことで大学病院を紹介され、そこで検査をすることになりました。たぶん大丈夫だとは思うけれど、病気だったら早期発見に越したことはない。そんな気持ちで検査に臨みました。
大学病院で検査したけれど…
血液検査に心電図、脳波。そして最後に小児科医の診察。そこで「要するに~」と言って先生をびっくりさせたことは今でも覚えています。検査結果に異常が見られなかったことから発達障害を疑われ、引き続き通院することに。月に1回、診察を受けていましたが、1年半たっても何も診断は下されませんでした。この間、WISCなどの検査は受けていません。
ADHD(注意欠如・多動症)かもしれない、と言われ調べていたら
実は大学病院の小児科に通院するようになってすぐ、発達障害について調べ始めたままぱんだ。検査で器質的な病気ではないとわかり、ほっとしたのもつかの間。じゃあ発達障害?その中のなに?どんな特性があってどんなことに困ってるの?などなど、疑問がいっぱい。発達障害のそれぞれにチェックリストなるものがあって、それらを見ていくとどうやらADHDに当てはまりそうだなと。事実、半分以上当てはまっていました。ちなみにままぱんだ(私)も!たしかに、その頃の息子は座れば貧乏ゆすりをしたり、友達との遊ぶ約束をすっかり忘れて平然と家にいたり、忘れ物が多かったり、と注意力散漫で落ち着きもなかったです。でも、それがADHDによるものなのか、まだ小学1年生だからなのか、ままぱんだには判別できませんでした。ADHDなのかなあ…と漠然と考えながらネットで検索していたある日のこと。それはADHDについて解説されたページだったのですが、右下に「こういう特徴があったら、お子さんはギフテッドかもしれません」の文言とともに10項目ほどのチェックリストがあったのです。へぇ~と思ってチェックしてみると、ほとんど当てはまっていて驚きました!これ、まさに息子の状態を表してる!!と。これよこれ!ギフテッドっていうの?初めて聞いた。でもなにこれ?ギフテッドってなに??ままぱんだの中でギフテッドに対する疑問がムクムクと膨らんでいったのです。
ギフテッドについて調べまくった日々
「ギフテッド 特徴」―― このワードで数えきれないくらい検索したままぱんだ。息子はADHDではなくギフテッドではないのか(のちに、ADHDの傾向もあると現在の主治医に言われました)?さまざまなサイトを見るうちに、ギフテッドが何者なのか何となくわかってきました。と同時に、これは相談できないな…と。家や学校での困りごとは確かにある。でも「うちの子、学校の授業が簡単すぎてつまらない、苦痛だって言うんです」とか、「〇〇の分野で突出していて、クラスメートと話が合わなくてつらいみたいなんです」な~んて、とても担任の先生やママ友には言えません!だって、もう「うちの子すごいでしょ」という自慢にしか聞こえないですもん。ぶっちぎりで成績優秀だったら相談できたかもしれないけれど(いや、できないか…)、息子は小1から補習に呼ばれる成績(泣)。逆立ちしたって相談なんかできないし、ギフテッドだと伝えたところで「この成績で?」と思われるのがオチ。だって、ギフテッドといったらアインシュタインみたいな天才を思い浮かべちゃう人、少なからずいるでしょ?というわけで、誰にも相談できない日々が続きました(もちろん夫にも)。
そうこうしている間にも息子は順調に(!?)育ち、周りの子とは興味関心が明らかにズレている、社会情勢に異常なまでに関心を寄せる、先生とモメる、など気になることは尽きませんでした。ままぱんだもギフテッドについて調べ続ける日々。この頃には、ギフテッドに関する論文を主に読んでいました。英語は苦手なので、日本語のものか訳されたものだけでしたが(笑)。全検査IQ130以上がギフテッドの目安、だけではなく、言語理解か知覚推理、またはその両方が125~130以上の場合もギフテッドの可能性があるし、ワーキングメモリーと処理速度が他の項目に比べて低く、特に処理速度が最も低いことが多い。ということも論文を読んで知りました。日本でギフテッドに詳しい研究者の先生やクリニックの先生もわかりました。
そしてついに、「息子はギフテッドなんだ」と自分の中で確信し、夫や家族にかくかくしかじかで~と伝えたのが、息子が小学2年の秋。もちろん本人にも話しましたよ。みんな黙って聞いていました。あっ、祖父母には伝えませんでした。というのは祖父母に話す場合、注意が必要だからです。ギフテッドの概念を知らない場合が圧倒的に多い。また、育った時代が異なることから「単なる甘え」と捉えられてしまうおそれがあります。なので、まずは家族で共有することかなと思います。あと、ギフテッドと気づくには、ですが。子どものちょっとした異変や言動、親がふと感じる違和感を大事にすると気づきやすいです。
最後に、息子がギフテッドであると気づくまでの経緯をまとめます。あれっ?と思ってから1年ほど、ギフテッドについて調べていたことになります。
【小学1年の夏】息子の言動に違和感を覚える。大学病院で検査。小児科に通院。
【小学1年の夏~2年の秋】ADHDについて調べているときにギフテッドを知り、深掘り。
【小学2年の秋】息子はギフテッドであると自分の中で確信を持つ。
(【小学3年の春】「死にたい…」と泣き叫んで大騒ぎに!発達クリニックを初めて受診。WISC-Ⅳの検査を受ける)
★小学3年の春のできごとについては、また別の回で書こうと思います。
次回(第14回)は、【ギフテッド女子は擬態する】です。ギフテッドだってみんなと仲良くしたい!そんな思いを胸に子ども時代のままぱんだが取った方法は…!?お楽しみに!
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